あおぞら歳時記 : 大晦日
掲載日時: 2021-12-27 6:00:00 (15 ヒット)
もはや十二月、年の瀬を迎えました。「もう一年が終わるのか。あんなこともあった。まだ済んでないこともある。」
行く年を名残惜しくおもうことを「年を惜しむ」と言います。
大晦日には、大掃除をします。「掃納(はきおさめ)」と言います。「塵を掃いごみを除く」このことを掃除と言います。単に掃除をすることでなく、年神様を迎えるために清浄な空間を作ることです。
また近くの神社で「年越しの祓(はらえ)」をします。心身の汚れを祓うために人形(ひとがた)の白い紙で自分の体をなでて、息を吹きかけて自分のけがれを写して汚れを祓います。
そうして今年最後のお風呂に入ります。心身共に汚れを祓います。
最後は、除夜の鐘を百八ツ打ちます。人間には百八ツの煩悩があると言います。この煩悩を鐘を打つことによって一つ一つ消してゆきます。そうして一番最後の鐘は新年に打ちます。新しい年の希望の鐘です。
この近くでも日輪寺や東漸寺でも打つことができます。
良いお年をお迎えください。