マイタウン : 悪性黒色腫(メラノーマ)いわい皮フ科クリニック
掲載日時: 2019-8-26 6:00:00 (36 ヒット)
いわゆる「ほくろの癌」と呼ばれる皮膚癌ですが、「ほくろ」が癌化するわけではなく、メラノーマは最初からメラノーマだと今では考えられています。
日本人の年間発生患者数は、1,500〜2,000人前後です。欧米の白人に比べるとかなり少ない発生率ですが、近年増加傾向にあります。
いくつかの型がありますが、日本人には末端黒子型が一番多く、約半数がこれになります。手足(特に足)に多いです。時として爪に縦の黒いすじができ、それがメラノーマの可能性もあります。
早期症状の目安として以下のABCDEが言われています。
Asymmetry(非対称性)、Border(辺縁がぎざぎざしてしみ出している)、Color(色むらがある)、Diameter(直径が6mm以上)Evolving(大きくなる、色形など変化がある)
比較的短期間(1年程度)で大きくなったり、形色などが変化したりするのに気づく場合は、皮膚科専門医に診せることが大事になります。
院長 岩井昭樹先生